福岡市東区の中古マンションで成約価格などの統計データがないかなあ?
「福岡県宅地建物取引業会のふれんず市況レポート」には、「不動産情報ネットふれんずに掲載された物件データ」を活用した統計データが掲載されているよ。
いつの統計データなの?
今日(2022年5月21日)時点では、2021年10月~12月までの3ケ月間が直近のデータになるけど。
具体的にどのようなデータなの?
いろいろなデータがあるけど、成約件数と平均の成約価格は次のグラフで確認できるよ。
成約件数は直近の21年10~12月期は前年比で13.9%減少し、2期連続で前年同期を下回る一方、成約価格は21年10~12月期は前年比で16.2%上昇の2,351万円で、5期連続で前年同期を上回っているんだよね。10~12月(Ⅳ期)だけでみると成約価格が上がって、成約件数が下がっているということは売り物件数(供給数)が少なくて、買い希望者数(需要数)が多いなど、需給バランスが売り主有利になっているかもしれないね。
成約価格が上がっているから次のグラフで示しているとおり、㎡単価も21年10~12月期は前年比で24.1%上昇し、4期連続で前年同期を上回っているんだよね。一方、21年10~12月期は、平均の専有面積は71.1㎡となり、前年比で7.7%縮小し、4期連続で前年同期を下回り、昨今の世帯人数の縮小化を表しているよね。
価格帯別の成約件数はどうなんだろう?
価格帯別成約件数シェアを年度別で比較できる横棒グラフを出すね
21年は、20年に比べて●500万円未満●1000~1500万円未満●3000万円以上の取引シェアが拡大しているね。高価格帯と低価格帯ゾーンの購入ニーズが強くなっていて、中価格帯ニーズはシェアが少し下がっているので、価格帯ニーズは二極化のきざしがみれるね。
築年帯別の成約件数はどうなんだろう?
築帯別成約件数シェアを年度別で比較できる横棒グラフを出すね
21年10~12月期の平均築年数は19.9年となり、20年に比べ、築浅化しています。築25年未満が50%近くを占めており、特に築17年未満が41.1%あり、築浅ニーズが強いことが読み取れるよね。
これまでのグラフを四半期別に前年同期比(%)を含めて一覧表に整理したものを載せるね。
成約件数と専有面積は前年度と比べ縮小し、成約価格と㎡単価は前年度と比べ拡大していることが一目瞭然だよね。