宗像・福津・古賀の地形リスクを知っていますか?新しい防災気象情報の見方をやさしく解説【2026最新】

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あなたは、「うちは海や川の近くじゃないから大丈夫」「台風は夏の後半から気をつければいい」と思っていませんか?

実は、その思い込みは少し危険かもしれません。2026年5月29日から、私たちの命を守るための防災気象情報(雨や川の危険を知らせる情報)の見方が新しく変わりました。そして、その直後の6月3日には、台風6号が和歌山県南部に上陸したのです。6月に台風が上陸するのは実に14年ぶりのことで、記録的に早いお目見えとなりました。

この台風の際、運用開始直後の新しいルールがさっそく実際の避難判断で使われました。東京都内でも新体系で初となる「レベル3大雨警報」が発表され、都内の河川では「レベル4氾濫危険警報」まで出されたのです。

私たちが住む宗像市・福津市・古賀市でも、川の近く、海の近く、低い土地、山の近くなど、場所によって注意するべき災害は全く違います。大雨になってから慌てるのではなく、大切なのは「自分の家がそもそもどんな地形の上にあるのか」を先に知っておくことです。

今回は、新しくなった防災情報の見方と、宗像・福津・古賀エリアだからこそ気をつけたい「地形のリスク」について、やさしく解説します!


目次

なぜ、今すぐ新しい防災気象情報の見方を知る必要があるのでしょうか?

防災気象情報 警戒レベル

なぜ、情報の名前にレベルが付くようになったのでしょうか?

これまでは「大雨警報」や「洪水注意報」など、文字だけの情報が多くて「結局、私は今すぐ逃げなきゃいけないの?」という判断が難しいという声がありました。そこで2026年5月29日からは、情報の名前に警戒レベル(危険の強さを数字で示した目安)の数字が付くようになったのです。たとえば、これまでの大雨警報は「レベル3大雨警報」という呼び方に変わりました。

レベル3やレベル4を見ると、何がすぐ分かるのでしょうか?

数字が付いたことで、私たちが取るべき行動が一目でわかるようになりました。

  • レベル3: 高齢の方や、避難に時間がかかる人が安全な場所へ動き始める段階
  • レベル4: 危険な場所にいる人は全員必ず避難する段階

市役所からの避難指示をただ待つだけでなく、テレビやスマホでこの数字を見た瞬間に「あ、うちはレベル3だからおじいちゃんと一緒に移動しよう」と、自分自身で素早く判断できるようにするために新しくなったのです。

6月3日の東京都の事例は、何を教えてくれるのでしょうか?

新しい仕組みが始まってわずか数日後の6月3日、台風6号の影響で、東京都内でも「レベル4氾濫危険警報」が実際に発表されました。これは「新しい制度に慣れる時間なんてないくらい、災害は待ってくれない」という現実を私たちに教えてくれています。福岡にいる私たちにとっても、決して他人事ではないのです。


なぜ、台風6号の話を、宗像・福津・古賀に住むあなたが知るべきなのでしょうか?

6月の台風は、なぜ油断できないのでしょうか?

「台風といえば8月や9月でしょ?」と思いがちですが、今回の台風6号は6月3日に上陸しました。6月の上陸は過去4番目に早い記録です。「夏本番前だからまだ大丈夫」というこれまでの常識は、もう通用しなくなっていると考えたほうが自然です。

台風と梅雨前線が重なると、何が起きやすいのでしょうか?

今回の大雨が大きくなった原因は、台風が連れてきた湿った空気と「梅雨前線(ばいうぜんせん)」がぶつかったことにあります。これが重なると、まだ雨が降り始めたばかりだと思っても、一気にとんでもない量の大雨になり、川や低い土地の危険度が跳ね上がります。

遠くの上陸でも、なぜ自宅の備えを見直すきっかけになるのでしょうか?

今回の台風は和歌山県に上陸しましたが、本州の広い範囲で記録的な大雨になりました。九州北部にある宗像・福津・古賀エリアでも、次の台風がいつ同じようなルートでやってくるかは分かりません。「本格的な台風シーズン前の今だからこそ、落ち着いて我が家の周りを確認できるチャンス」と捉えてみてくださいね。


なぜ、宗像・福津・古賀では「同じ福岡でも地形リスクが違う」と考えるべきなのでしょうか?

私たちが暮らすこのエリアは、海も山も川もあり、とても豊かで住みやすい場所です。しかし、住む市や地区によって、気をつけなければいけない「地形の弱点」がガラリと変わります。

新しい防災気象情報 レベル別行動ガイド

宗像市では、釣川流域と盛土にどう注意すればよいのでしょうか?

宗像市の中央部から北西部にかけては、沖積低地(川や海の土砂がたまってできた低くやわらかい土地)が広がっています。実は約6000年前の「縄文海進(じょうもんかいしん:今より海面が高かった時代)」のころ、現在の宗像市役所の近くまで海の入り江が入り込んでいました。そのため、釣川(つりかわ)のまわりの低い土地は、大雨のときに水がたまりやすい性質を持っています。

また、山を削ったり谷を埋めたりした盛土(人工的に土を盛ってつくった土地)や造成地では、大雨による地盤の動きにも注意が必要です。まずは「宗像市防災Webマップ」や立体的に危険がわかる「3Dハザードマップ」で、自分の家や気になる土地の状況をチェックしてみましょう。

福津市では、玄界灘沿岸の液状化と西郷川周辺の浸水をどう見ればよいのでしょうか?

福津市は美しい海岸線が魅力ですが、海に近い砂地のエリアでは、万が一の地震の際に液状化(地震で地面がゆるみ、建物が傾きやすくなる現象)が起きないか、地盤の強さを意識しておく必要があります。

一方で内陸に目を向けると西郷川(さいごうがわ)があります。大雨のときは川から水があふれる危険だけでなく、川の水位が高すぎて町の中の雨水が川に流れていかなくなるリスクもあります。「福津市防災マップ」で、川の近くの浸水想定区域や避難経路をセットで確認することが大切です。

古賀市では、大根川周辺の内水氾濫と山沿いの土砂災害をどう考えればよいのでしょうか?

古賀市は駅の周辺や主要道路の近くがとても平坦で便利です。しかし大根川(だいこんがわ)の周辺では、川から水があふれる洪水だけでなく、内水氾濫(雨水が排水しきれず町の中にたまる浸水)にも気をつける必要があります。

一方で東側の山沿いに進むと、土砂災害警戒区域(土砂崩れなどに注意が必要な区域)に指定されている場所が増えてきます。「便利だから安心」と一括りにせず、大根川の水系マップと山沿いの土砂災害マップの両方を確認するようにしましょう。


なぜ、縄文海進による沖積低地を知っておく必要があるのでしょうか?

昔の海岸線を知ると、今の防災に何が役立つのでしょうか?

「見た目がきれいに整えられた平らな住宅地」を見ると、私たちはつい「ここなら安心だな」と思ってしまいます。しかし、地面の下にある歴史までは目に見えません。大昔にそこが「海だった場所」や「川の通り道だった場所」は、どれだけ綺麗な分譲地になっていても、水が集まりやすい・地盤がやわらかいというリスクはそのまま残っていることが多いのです。

沖積低地とは、どんな土地のことなのでしょうか?

沖積低地は、気が遠くなるような長い年月をかけて川が運んできた泥や砂が積もってできた土地です。新しく積もったばかりの土なので、水分を多く含んでいて柔らかいという特徴があります。そのため大雨が降ったときに水が引きにくかったり、地震のときに揺れが大きくなりやすかったりします。

家を買う前に、なぜ地形の歴史まで見る必要があるのでしょうか?

家はこれから何十年も家族の命を預ける場所です。「今の見た目が平らだから」だけで決めるのではなく、「その土地がどうやってできたのか」という成り立ちまで知っておくことで、10年後・20年後に「こんなはずじゃなかった」という後悔をなくすことができます。


新しい防災気象情報は、実際にはどう見ればよいのでしょうか?

レベル3大雨警報が出たら、まず何を確認すればよいのでしょうか?

テレビの画面に「レベル3大雨警報」と出たら、まずはハザードマップ(災害が起こりやすい場所を示した地図)を開いてください。自分の家が「川沿いの低い土地」や「山沿いの斜面」にあるかどうかを確認します。家の中に避難に時間がかかる方がいる場合は、この段階で荷物をまとめて安全な場所へ移動を始めましょう。

レベル4氾濫危険警報が出たら、どんな行動を取るべきなのでしょうか?

川の近くにお住まいで「レベル4氾濫危険警報(川があふれる危険がかなり高いことを知らせる情報)」が出た場合は、迷わず全員避難です。すでに外が激しい大雨で道路が冠水していて動きが取れない場合は、無理に外へ出ず、家の2階以上の崖や川からできるだけ離れた部屋に移動する「垂直避難」を選んでください。

自宅と検討中の土地では、見方をどう変えればよいのでしょうか?

すでに住んでいる自宅であれば、「釣川・西郷川・大根川など、うちの近くの川の名前」をあらかじめ覚えておき、スマホで水位をチェックできるようにしておきましょう。これから住宅購入を検討している段階であれば、事前の「土地診断」でリスクをプロに調べてもらうのが一番安全です。


なぜ、ハザードマップを見るだけでは足りず、土地診断サービスも役立つのでしょうか?

ハザードマップだけでは、なぜ判断しにくいのでしょうか?

各市役所が配っているハザードマップは非常に優秀です。しかし実際に広げてみると「洪水マップ」「土砂災害マップ」「内水マップ」と何枚もの地図に分かれていて、それらを頭の中で重ね合わせて「結局、我が家のピンポイントの場所はどうなの?」と読み解くのは、専門知識がないと意外と難しいものです。

土地診断サービスでは、どんなことが分かるのでしょうか?

土地診断サービスでは、あなたが気になる「その住所のピンポイントの場所」について、地形の成り立ち・昔の絵図や航空写真から分かる過去の履歴・複数のハザードマップを重ね合わせた総合的なリスクを、わかりやすくまとめてお伝えします。

買う前に確認すると、どんな失敗を減らせるのでしょうか?

「契約した後に、実は昔ここが池だったと知って地盤改良に大金がかかった」「雨の日に見に行ったら前の道路がいつも水浸しになる場所だった」というような、買ってからでは取り返しのつかない失敗を未然に防ぐことができます。


だからどうする?あなたは今日から何を始めればよいのでしょうか?

宗像・福津・古賀エリアで、これからも大切な家族と安心して暮らしていくために、今日からできるアクションを3つにまとめました。

  1. まずは「我が家の足元」をハザードマップで確認する: あなたの家や買おうとしている土地は「川の近く」「海の近く」「沖積低地」「山沿い」のどれに当てはまるか地図で確認してみてください
  2. 新しい「レベル3」「レベル4」の数字を意識する: ニュースを見たときは「警報」という文字だけでなく「レベル何が出ているか」に注目する癖をつけましょう
  3. 一人で悩まず、不安なときはプロに頼る: 「地図を見てもよく分からない」「この土地は本当に大丈夫?」とモヤモヤしたときは、専門家に個別に相談してスッキリした状態で一歩を進めましょう

防災は、災害が起きてから慌てるものではありません。今ある情報を味方につけて、賢く、安心してこの大好きな街での暮らしを楽しんでいきましょう!


【この記事の執筆・監修】 川内秀敏(立地防災アドバイザー・宅建士・FP2級・法政大学地理学科在学中) 不動産業25年。宗像・福津・古賀エリア専門。 福岡住研究所(FUSUMALAB.)代表


【免責事項】 本記事の情報は執筆時点のものです。災害リスクや地形情報は変化する場合があります。土地購入の最終判断は必ず専門家にご相談ください。当事務所は掲載情報の正確性を保証するものではありません。


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