「実家のこと、そろそろ考えないとな」と思いつつ、先延ばしにしていませんか?
「親が元気なうちは縁起でもない話はしにくい」「まだしっかりしているから大丈夫だろう」
実は、その「そのうち」が一番危険な言葉です。特に宗像市・福津市・古賀市エリアは昭和の住宅開発時代に家を建てられた世代が多く、今まさに相続のピークを迎えようとしています。
「そのうち話そう」が一番危険な理由
実家の問題を先送りにする最大のリスクは、親御さんの意識がはっきりしなくなった時や突然の事態が起きた時に「不動産が動かせなくなる」という点にあります。
認知症になると何が困るのか
親御さんが認知症などで「判断能力がない」とみなされると、法律上以下のようなことが一気に困難になります。
・不動産の売却・賃貸ができなくなる:実家を売って介護費用に充てたいと思っても、本人の意思確認ができないため契約を結ぶことができません
・銀行口座が凍結される:本人の預金を引き出すことができなくなり、入院費や施設代を家族が立て替えなければならないケースが多発します
・成年後見制度の利用が必要になる:家庭裁判所を通じて「成年後見人」を選任する必要があり、専門家が選任された場合は毎月の報酬が発生するなど経済的・心理的な負担が増える可能性があります
元気なうちに「どうしたいか」を共有しておくことは、親にとっても子にとっても最大の守りになるのです。
親が元気なうちに話し合うべき5つのこと

① 実家の今後(売る・貸す・住む)
親御さんがいなくなった後、あるいは施設に入った後、その家をどうするかです。「誰かが住み継ぐのか」「賃貸として活用するのか」「売却して現金化するのか」。この方向性が決まっていないと出口のない空き家問題に発展します。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
https://fusumalab.com/souzoku-jitsuie-uru-kasu-sumu-2026/
② 相続人は誰か・遺言書の有無
兄弟姉妹が複数いる場合、「誰が何を継ぐのか」の意思確認は必須です。遺言書があるだけで後の手続き(遺産分割協議)を大幅にスムーズにできる場合があります。
③ 財産の全体像(不動産・預貯金・負債)
意外と盲点なのが、親の財産がどこにどれだけあるのかを家族が把握していないことです。実家以外の土地(山林や畑など)はないか、通帳はどこにあるか、借入金やローンの残債はないか。これらを一覧にしておくだけでいざという時のパニックを防げます。
④ 親の希望(施設か自宅かなど)
「最期までこの家で暮らしたい」のか「早めに施設に入って安心したい」のか。親御さん本人の希望を知ることは、住まいをどう活用するかを決める大前提となります。
⑤ 空き家になった場合の管理方法
誰が風を通しに行くのか、庭の草むしりはどうするのかといった「管理の責任者」を決めておきましょう。近隣トラブルを防ぐためにも重要です。
家族会議をスムーズに進めるコツ

いきなり「相続の話をしよう」と切り出すと、親御さんも構えてしまいます。
・きっかけを作る:「最近、近所で空き家が増えて困っているニュースを見たんだけど」といった外部の情報をきっかけにするとスムーズです
・「親のために」という姿勢を見せる:「私たちが困るから」ではなく「お父さん・お母さんが安心して過ごせるように、今のうちに整理しておきたい」というメッセージを伝えましょう
・一回で決めようとしない:一度の話し合いで結論を出す必要はありません。何度かに分けて世間話の延長で深めていくのがコツです
専門家に相談するタイミング
「家族だけで話すと感情的になってしまう」「法律や税金のことがよくわからない」という場合は、早めに専門家を入れるのが正解です。
特に近年は認知症対策として「家族信託」という選択肢も注目されています。これは元気なうちに資産の管理権を信頼できる家族に託しておく仕組みです。
また2024年4月から始まった「相続登記の義務化」など法律は刻々と変わっています。古い知識で判断せず最新情報を確認した上でプロのアドバイスを受けることをおすすめします。

FUSUMALAB.のサポート体制
FUSUMALAB.は宗像・福津・古賀エリアに密着し、地域の特性を熟知した上でご家族の「これから」をサポートしています。
・州都綜合法務事務所(司法書士): 家族信託や相続登記のプロ
・谷川税理士事務所: 相続税や節税対策のプロ
「どこに相談すればいいかわからない」という悩みも窓口ひとつで解決へと導きます。実家の診断・ライフプランの作成・最適な売却タイミングの提案など、ご家族の状況に合わせた解決策を一緒に考えます。
まとめ
実家の問題は時間が経過すればするほど選択肢が狭まり難易度が上がっていきます。「親が元気な今」こそが最高のタイミングです。
まずは今日、親御さんの顔を見に行った時に「この家、いい家だよね」という一言から始めてみてはいかがでしょうか。
【免責事項】
本記事に掲載されている情報は執筆時点の法令等に基づいた一般的な解説です。個別の事案については必ず税理士・司法書士・弁護士等の専門家にご相談ください。本記事の内容によって生じた損害等について、当方は一切の責任を負いかねます。
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