【10月要注意】新築・変動・35年で組んだあなたへ。日銀利上げで返済額が上がる前に確認すべきこと

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「うちはまだ大丈夫かな」

もしあなたが、宗像・福津・古賀で新築を買い、変動金利(見直しで金利が変わるタイプ)・35年ローンを組んでいるなら、今は一度立ち止まって確認したい時期です。

2026年6月16日、日銀(日本の中央銀行)は政策金利(日銀が決める基準の金利)を1.0%へ引き上げました。これは予測ではなく、もう決まったことです。

変動金利への影響は、早ければ2026年10月から始まります。すぐに慌てる必要はありません。ですが、「何も知らないまま迎える」のと「仕組みを知って備える」のとでは、家計の安心感が大きく変わります。

不安を煽るつもりはありません。ただ、大切な家族との生活を守るために、今できる準備を一緒に見ていきましょう。


目次

なぜ今、10月前に確認しておく必要があるのでしょうか?

なぜ「そのうち」ではなく「もう備える時期」なのでしょうか?

2026年6月16日に日銀が政策金利を1.0%へ引き上げたことは、すでに確定した事実です。

住宅ローンの変動金利は、すぐに全員一斉に上がるわけではありません。しかし、確実に影響の足音が近づいています。もう「上がるかどうか」を予想する段階ではなく、「自分の家計にどう備えるか」を考える段階に入りました。

なぜ影響は早くて2026年10月からと言えるのでしょうか?

多くの銀行では、変動金利の基準金利(ローンのもとになる金利)を年2回見直しています。この見直しから、実際にあなたの適用金利(あなたのローンに実際につく金利)が変わるまでには、少し時間差があるのが一般的です。

そのため、6月の利上げが、早ければ10月以降の返済額見直しに関わってくる可能性が高いのです。

※日銀の判断は、日本全体の物価や景気への対応です。私たちFUSUMALAB.がその判断を「良い・悪い」と評価する立場ではありません。あくまで「事実として何が起き、どう備えるか」に焦点を当ててお伝えします。


なぜ新築・変動・35年の組み合わせは影響が大きくなりやすいのでしょうか?

住宅ローンのチェック

なぜ借入額が大きいと、0.5%の差でも重くなるのでしょうか?

新築を購入する際は、どうしても借入額が大きくなりがちです。また、35年という長い期間で組むことで毎月の負担を下げていますが、裏を返せば、ローン期間の初期は残債(まだ返していないローン残高)が非常に大きく残っている状態です。

借入額が多いということは、それだけ金利の影響を受けやすいということです。金利が少し上がるだけでも、計算上は月々の負担額が大きく積み上がってしまいます。

どれくらい増えるのでしょうか?

以下のシミュレーション表は、新築4,000万円・変動0.5%・35年ローンで組んだ場合の目安です。

5年後(残債約3,470万円)に金利上昇した場合:

金利上昇幅毎月の増加額年間の増加額
+0.5%(1.0%へ)+7,791円約9.3万円
+1.0%(1.5%へ)+15,940円約19.1万円
+1.5%(2.0%へ)+24,443円約29.3万円
+2.5%(3.0%へ)+42,484円約51万円

10年後(残債約2,928万円)に金利上昇した場合:

金利上昇幅毎月の増加額年間の増加額
+0.5%(1.0%へ)+6,500円約7.8万円
+1.0%(1.5%へ)+13,252円約15.9万円
+1.5%(2.0%へ)+20,255円約24.3万円
+2.5%(3.0%へ)+34,997円約42万円

※前提:元利均等返済(毎月同じ返済額になる方式)・当初変動0.5%からの上昇幅 ※実際の返済額は現在の金利・返済方法・ボーナス返済の有無などにより異なります。

なぜ10年たっても、まだこんなに残っているのでしょうか?

表を見て驚かれたかもしれません。「10年も払ったのに、まだ約2,928万円も残っているの?」と。

住宅ローンは、返済の初期には利息を多く払う仕組みになっていることが多く、元金(借りたお金の本体)がなかなか減りません。「だいぶ返したつもり」でも、元金は大きく残っているため、10年後であっても金利上昇によるダメージは十分に大きいのです。


なぜ新築と中古では、10年後のしんどさが変わるのでしょうか?

なぜ新築4,000万円は10年後も重さが残りやすいのでしょうか?

新築の場合、10年経過しても残債は3,000万円前後残ることが一般的です。ちょうど教育費のピークや、車の買い替え、家の修繕など、人生で一番お金がかかる時期と重なりやすいため、この残債の重さは家計を圧迫する要因になります。

なぜ中古1,500万〜2,000万円は金利リスクを小さくしやすいのでしょうか?

対して中古物件の場合、借入額を1,500万〜2,000万円程度に抑えられれば、10年後の残債は800万〜1,000万円程度まで減らせる可能性があります。影響を受ける元金そのものが小さいため、同じ金利上昇でも、家計に与えるインパクトを抑えやすいのが強みです。

なぜ「新築がダメ」ではなく「スタート地点が大事」と言えるのでしょうか?

もちろん、新築には新築の素晴らしさがあります。中古が絶対に正解というわけでもありません。

ただ、10年後の家計の余裕は「家そのものの価値」よりも、「スタート地点でいくら借りたか」によって大きく左右される、という点は意識しておくべきでしょう。無理のない借入金額からスタートできているかが、将来の安心を決めます。


なぜ「5年ルール」と「125%ルール」を最初に確認すべきなのでしょうか?

5年ルールって何のことでしょうか?

多くの変動金利には「5年ルール(返済額が5年間は変わらない仕組み)」が備わっています。金利が上がっても、すぐに毎月の返済額が増えるわけではありません。しかし、返済額が変わらなくても中身は変わっています。利息の割合が増え、元金の減りが遅くなっている可能性があるのです。

125%ルールって安心材料なのでしょうか?

「125%ルール(返済額の上がり幅に上限がある仕組み)」も多くのローンについています。これは、金利が急騰しても、返済額がこれまでの1.25倍までしか増えないというものです。確かに急な家計破綻を防ぐ安心材料には見えますが、「増えない」のではなく、増えきらなかった分が「後回し(未払い利息として先送り)」されているだけ、というケースも少なくありません。

なぜ「自分のローンにあるかどうか」が大事なのでしょうか?

このルールは、すべての住宅ローンに必ずついているわけではありません。銀行や選んだ商品によって条件は異なります。まずはニュースを見る前に、お手元の契約書を確認してください。


なぜ今、手元資金と繰上返済余力を見ておくべきなのでしょうか?

なぜ貯金があるだけでは足りないのでしょうか?

「貯金があるから大丈夫」と考えるのは少し危険です。手元資金(すぐ使えるお金)は、お子さんの教育費や、急な病気、家電の故障などの生活防衛用として非常に大切です。これらを全部ローン対策に回してしまうと、何かあったときに動けなくなってしまいます。

繰上返済って本当に効くのでしょうか?

繰上返済(予定より早く返すこと)は、元金を直接減らせるため、金利上昇のリスクを減らす非常に有効な手段です。しかし、無理に生活費を削って行うべきではありません。あくまで家計に「余力」がある場合に行うのが賢明です。

どこまで余力があれば安心なのでしょうか?

「金利が1%上がったとき、月1万〜2万円増えても生活できるか」「教育費のピークと重なっても耐えられるか」を想像してみてください。今の生活費にその分の余裕があるかどうかが、判断の基準になります。


なぜ「金利が1%上がったらどうなるか」を今すぐ試算するべきなのでしょうか?

なぜ0.5%ではなく1%も見るのでしょうか?

0.5%の上昇でも、月々の負担は増えます。しかし、家計の点検としては、少し厳しめに「1%上がったらどうなるか」をシミュレーションすることをおすすめします。「耐えられる家計か」を確認する、いわば健康診断のようなものです。

試算した結果、きついと分かったらどうすればいいのでしょうか?

もし試算して「これは厳しいな」と感じたら、以下の選択肢を比較しましょう。

  • 家計の見直し: 無駄な支出を削る
  • 繰上返済: 余力があれば元金を減らす
  • 借り換え(今のローンを別の条件に変えること): 別の銀行やプランを検討する
  • 固定金利(返済中の金利が変わりにくいタイプ)への検討: 金利を確定させる

なぜ固定金利への借り換えも選択肢の一つになるのでしょうか?

借り換えって何を変えることでしょうか?

借り換えとは、今のローンを終わらせて、別の条件で新しいローンを組み直すことです。最近は、変動金利から固定金利へ切り替える動きも注目されています。ただし、借り換えには銀行の手数料や保証料がかかるため、総返済額で見て本当にお得になるか慎重な計算が必要です。

固定にすればそれで安心なのでしょうか?

固定金利には「返済額がずっと変わらない安心感」がある反面、今の変動金利より高い金利設定になるケースがほとんどです。毎月の支払額が少し増えても安心を買うのか、それとも変動のまま様子を見るのか。どちらが正しいかではなく、あなたの家庭の「考え方」によって答えは変わります。

なぜ「絶対に固定」と言い切れないのでしょうか?

「変動が危険だから絶対に固定」といった単純な話ではありません。残りの返済期間や、借入残高、そして今後のライフプランによって、最適な選択は人それぞれだからです。大事なのは、誰かの意見を鵜呑みにすることではなく、自分の家計に合う形を比較することです。


だからどうする?新築・変動・35年のあなたが今日から始めるべきことは何でしょうか?

変動金利 チェックリスト

まずは、金利のニュースに振り回されるのではなく、あなたのローンの契約書を確認しましょう。

  1. 自分のローンに「5年ルール」「125%ルール」はあるか確認する
  2. 金利が1%上がったら、毎月・年間でいくら増えるかを試算する
  3. その増加分を現在の家計で吸収できるかを確認する
  4. 手元資金・繰上返済の余力を確認する
  5. 固定金利への切り替えも一度試算してみる

大切なのは、「怖がること」ではなく「先に知って備えること」です。今のうちから仕組みを理解しておけば、万が一金利が上がったときでも、冷静に対処することができます。


【編集部より:新築・変動・35年で組んでいる方へ】

「金利が上がったら自分の家計はどうなるのか」 一人でシミュレーションするのは大変ですよね。

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【この記事の執筆・監修】 川内秀敏(立地防災アドバイザー・宅建士・FP2級・法政大学地理学科在学中) 不動産業25年。宗像・福津・古賀エリア専門。 福岡住研究所(FUSUMALAB.)代表


【免責事項】 本記事の情報は2026年6月時点のものです。今後の金融政策・金利動向により内容が変わる可能性があります。住宅ローンの条件は金融機関により異なりますので、必ず契約内容をご確認ください。返済額のシミュレーションは一般的な条件によるモデルケースであり、実際の金額とは異なります。当事務所は掲載情報の正確性を保証するものではありません。


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